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僧侶による相性診断で「幸せになれない」といわれ、彼女の母親から付き合いを反対されています。僕たちは別れなければならないのでしょうか。京都府 20歳 男性 |
【相談内容】僕には、付き合って5ヶ月になる彼女がいます。僕は彼女のことをとても愛していて、彼女も僕のことをとても愛してくれています。ずっと二人でいて結婚しようね。とまで約束するくらいの仲でした。しかし彼女の母親が僕との付き合いにとても反対しているのです。 彼女の母親は法華宗を信仰していて、先日彼女と彼女の母親とで寺院に行った時に僕と彼女の相性を診断してもらった結果50%だったらしいのです。そして「僕と付き合っていれば彼女は幸せになれない」と言われたらしいのです。それ以来彼女の母親は反対をするいっぽうなのです。彼女が親の反対に抵抗したりすると「親子の縁を切る」と言ったり、あげくのはてには殺さんばかりの勢いで来るらしいのです。 僕は特別信仰しているものはありません。彼女も特別法華宗を信仰しているわけではありません。僕達は離れなければならないのでしょうか?離れたくありません。このまま普通に付き合っていくことはできないのでしょうか?最終的に付き合ったり結婚したりするのが認められなかったらかけおちをしようと思っています。これは彼女も僕も後悔しない決断として決めました。 |
【回答】合掌 結論から先に申し上げます。そのような僧侶の「相性診断」を理由として愛する人と別れる必要などありません。 相談された「法華宗」が、私の所属する本門流のことなのか、日蓮聖人門下の他の流派なのかは分かりません。いわゆる霊断、つまり神秘的能力による占いや人生相談は「行」を重んずる日蓮宗に多く見られますが、本来の日蓮聖人の宗教にはなく、長い歴史の中で山岳信仰(修験道)などと混淆しながら発生したものであるようです。もっとも「だから霊断など信じるな」というわけではありません。それは、少なくとも現代の日蓮聖人門下の中で一定の地歩を占める宗教行為であり、私はそれを軽々に判断できる立場にありません。 ただひとつ言っておきたいのは、「付き合うと幸せになれない」という霊断に従って付き合いをやめることは、運命決定論に近しい誤りだということです。他の宗教はいざ知らず、日蓮聖人の宗教は現実改革の力強い生命力に溢れたものです。「○○をすると不幸になるから○○をしない」なんて後ろ向きではなく、たとえ不幸な運命が待ちかまえているのだとしても事態に立ち向かい乗り越えようとする心の力を与えてくれるものの筈です。 そういう視点からすれば、お話を聞く限り、彼女のお母さんの信仰の態度は誤りだと私は考えています。ですから、あなた方がお母さんの信仰的態度を理由に自分たちの気持ちを曲げる必要はありません。 ただ、お母さんの行動に行き過ぎがあるとしても、それが我が子を思ってのことだという点は、理解してあげてください。お母さんの反対の理由が純粋に霊断の結果のみによるものならば、同じ法華宗の僧侶でこのようなことをいっている人もいると教えていただいて構いません。でも、霊断はきっかけに過ぎず、実はお母さんの心の中にそもそもあなた達の付き合いに対する不信があるのだとすれば──それを解きほぐすことは、あなたたち自身にしかできないことです。 駆け落ちという手段は確実にお母さんを傷つけます。他人を傷つけることを恐れて自分の気持ちを抑え込むのは愚かなことですが、重大な結果を招きかねない行為ですから、周囲の人たちにも相談しながらよくよく考えて。そして、仮に駆け落ちをしたとしても、長い時間をかけてお母さんとの関係を修復するように心がけてください。 あなたと、彼女と、そしてお母さんの未来が良きものでありますように。再拝 |